スピロノラクトン

本来利尿作用による高血圧治療薬ですが、男性ホルモンの働きを抑えることで成人女性のホルモン性にきびに効果を発揮します。血圧の降圧剤の作用のため、もともと高血圧ではない方が服用すると低血圧になってしまうことがあります。そのため、ふらつきや眩暈などを引き起こす場合があることから、運転する際や高所での作業をする際には服用に気を付ける必要があります。さらに、性ホルモンに作用する治療薬ですので、女性の場合ホルモンバランスが乱れて乳房の痛みや生理不順などが起きてしまいます。これらはスピロノラクトンの投与量の調整にもよって改善することがありますが、低容量ピルを内服いただく場合もあります。

イソトレチノイン

重症や難治性のにきび治療に効果的なビタミンA誘導体の内服薬です。皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりを改善することで、にきびの出現を抑制します。イソトレチノインは胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産のリスクがあるといわれております。そのため、服薬期間中と服薬後6ヶ月は避妊する必要があります。また、授乳中の内服や、服薬中と中止後1ヶ月間は献血をすることができません。

価格

スピロノラクトン25mg1,800円/月
イソトレチノイン10mg10,500円/月
イソトレチノイン20mg18,000円/月